現在UC Berkeleyのキャンパスからとても近いところに住んでおり、どこへ行くにも学内を通るので、植物に関してはかなり恵まれた環境にある。また、うち自体は古いアパートだから植物を育てたりできないが、場所はいい住宅街ではあるので、それぞれのおうちのお庭にも花がたくさん咲いていて、面白いものを見るたびに写真に撮っていたらかなり溜まってしまった。日本にあるものもあれば、知らないものもあるが、Google検索で画像をアップすると似たものを検出してくれる「Google Lens」がかなり優秀で、名称はだいたいわかる。句作の際季語として使えるかどうか、というより、単純に趣味で整理しておく。
ひらべったいタイプ・縦長タイプ、両方そのへんの家で発見。
これはTrader Joe'sというスーパーの富有柿。
買ってきました。
かの有名な正岡子規の「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」の「柿」は、アメリカの人にも理解できるというわけだ。むしろその「日本人が日本っぽい果物だと思っている感」を説明するのが難しいかもしれない。もちろん、寺の説明は難しい。
他にも、日本で見たことのあるもの。【 】内は参考までに、日本の歳時記での分類。
蒲公英【春】。アメリカでは雑草として除草される対象らしい。
紫陽花【夏】。もう枯れているので、枯紫陽花、とかすると【冬】?。
朝顔【秋】。これも日本のものだと思い込んでいたな。
秋桜(コスモス)【秋】。なんか秋ってかんじ。
ブラシの木。季語にはなっていないかな?日本では初夏か。
山茶花【冬】。UC Berkeley学内にあり、気付いて嬉しかった。
薔薇【夏】。これも学内。秋の薔薇、とするなら【秋】。
ちょっと色が混ざっているが、白粉花(おしろいばな)【秋】。
八手の花【冬】。たくましい。
山楂子(さんざし)のうちの、アメリカのものらしい。花なら季語【春】。
アガパンサス。日本なら初夏か。枯れているので秋か冬。
檸檬の花と檸檬。檸檬の実は季語としては【秋】。花は四季咲きらしい。
気温としては、日によって初秋〜晩秋のどこかというくらいで、日本の四季の花が同時期に見られるのも肯ける。
檸檬の花、山楂、ブラシの花は、句にしてみました。
疲れたので今日はこのへんで。