2021年12月30日木曜日

2021.12.30 ふつうの年間回顧(壁新聞的な)

2021.12.30  2021年回顧『菊は雪』とその後のこと

・2021年は自分にとって
句集→出国の節目の年
ペガサス元年

・思い出
『菊は雪』制作の日々
『菊は雪』ツアー(福岡・大阪)

・がんばったこと
「現代詩手帖」座談会
遠山陽子著『三橋敏雄を読む』のお手伝い
カリフォルニア生活(継続中)

・よかったこと
渡米できたこと
友人の活躍全般
『遠山陽子俳句集成』刊行
佐藤智子『ぜんぶ残して湖へ』刊行

・出会ってよかったミュージック
Sufjan Stevens
Chet Baker
HAIM
KIRINJI(出会い直し)
etc.

・出会ってよかった人
アメリカに行く前に一度会っておきたい、と思って会いに行った人たち
語学学校で出会った友達、Andy先生

・読んでよかった詩集
『現代詩文庫 犬塚堯詩集』

・読んでよかった小説
水村美苗『私小説 from left to right』

・行ってよかった展示
風景画のはじまり コローから印象派へ SOMPO美術館

・今年ハマった動物
ミナミコアリクイ
スナネコ
シベリアンハスキー

・とくによかった宝塚の公演(宝塚は全部いいが)
星組 礼真琴コンサート『VERDAD(ヴェルダッド)!!』 —真実の音—
雪組 全国ツアー『ヴェネチアの紋章』『ル・ポァゾン 愛の媚薬 -Again-』

・買ってよかったもの
TOBALI WATER REFLECTION(香水)

・人生で一番、
髪が長くなった

・好きな景色
UC Berkeley内の木々

・印象的だった料理
Thanksgiving DayにKarenちゃんがつくってくれた料理

・自選五酒


・2022年の目標
英語をもう少しだけがんばる
日本語音声学の基礎を勉強し直す
57kgを超えないようにする
ヨセミテ国立公園に行く
健康に帰国して友人と酒を飲む

2021.12.30  2021年回顧『菊は雪』とその後のこと

2021.12.30 ふつうの年間回顧(壁新聞的な)

自分を女だと信じるかはさておき、さらに厄年とかいうのも信じるかはさておき、女には本厄が男より1回多くしかも32歳(大厄)・36歳(小厄)と30代に2度あって、そのあたりはお産や子育てなど大変な時期、ということなのかもしれないがうちに子供ができる気配は一切なく、ただし私は32歳で『天の川銀河発電所』と結婚、今年36歳で『菊は雪』と渡米、ということになったので、厄や女などというのも、残念ながら自分に関していえば信じるに値する。

2020年晩秋の時点で、春の渡米も難しかろうから今句集をつくるしかない、とジャッジした自分の正しさ以外を褒めるのはただの自己愛であるから、ここではその点のみを取り上げようと思ったが、それはよく考えたら2021年回顧ではない(2020年だ)。とすればやはりご自愛ご慰労するか/しないかしかない。だいたい回顧記事などというのは人様に見せるべきものではなく、おうちで壁新聞にでもして貼り付けて楽しむのがよい。とすればここからはBerkeleyのぼろアパートの白く塗り込められた壁面。わざわざいらしてくださったあなたにのみお見せするのがよかろう。

 *

2020年末から始まったプロジェクト『菊は雪』。
第一句集、第二句集で句集づくりというものは経験しており、最近では人様の句集をお手伝いさせてもらったりしているものだから、自分ができる範囲というのはたかが知れていて、自分の一冊で自分を驚かせるには自分だけでは力不足だという自覚があった。

相棒として、すでに仕事をともにしていたデザイナーの佐野裕哉を選んだ。というより、佐野に自分の本をつくらせてみたいというのが、句集制作の大きな動機だった。彼のデザインの精緻さ美しさは知っていて、正直、雑多でだらしのない私には似合わないと思っていたが、話してみると佐野裕哉という人の面白さは、デザイン素人の私が彼の作品から感得できる以外のところにも多くあり、佐野がどう思っているかは知らないが私としては気の合う人、結果としてコロナ禍において家族以外でもっともよく話した相手となった。私はデザインのみならず音楽や絵、詩などいろいろなことを彼に教わったし、素直に美しいものを好きだと言っていいということにも気がついた。

あとは句集巻末の「菊雪日記」に書いたとおりで、こちらからデザインの指示は出さず(「大きい本がいい」「女らしくなく」程度)、佐野が作品を読み、意図を聞き出し提案をくれ、それにしたがって私は作品を組み、お金を出し、予算ははみ出したが、彼が思うようにつくってくれた(ちなみにこの本は少し負担を軽くしてもらった自費出版、である)。しっかり日記を読んでくださった読者のために日記の続きを少し書くならば、「私が数度にわたって輸送した折鶴は、結局、どこにも使われなかった。かくして裏表紙に、箔の折鶴だけが残った」。

「俳句年鑑 2022年版」での加藤かな文氏による「多様な俳句に目が眩む。ここでいう多様とは、自然界の雑多ではなく、たとえばアマゾン倉庫の整然とした過剰」との『菊は雪』評の、「整然」が可能になったのも、エディトリアルデザインを得意とする佐野のおかげとしか言いようがない。

こういった随分なわがままを許容し、販売可能な方向に導いてくれたのが編集者の筒井菜央だ。内容についてはほとんど自分で編集したけれども、筒井のバランス感覚なしには、全国に流通するかたちでの刊行はできなかった。「ダ・ヴィンチ」2022年1月号「あのデザイナーが選ぶグッドルッキング本」で水戸部功氏が『菊は雪』を挙げてくださり、「著者の装丁者への信頼は言わずもがな、版元の理解もなければ成し得ない、幸福な本」と評してくださったのは、まったくそのとおりである。

このあたりでようやく今年の自分を褒めておくなら、他者の能力を信じきることができる、それがちゃんとかたちになった、といったところだろうか。半年以上にわたる夢のプロジェクトは、6月末に完遂できた。


『菊は雪』のあと、『遠山陽子俳句集成』(素粒社)と遠山陽子著『三橋敏雄を読む』(私家版)、そして佐藤智子第一句集『ぜんぶ残して湖へ』(左右社)の手伝いをした。すべてデザインは佐野による。
仕事とは別に名刺もデザインしてもらった。美しかった。webサイトをつくれつくれと言った。さっき見たらできていた。→こちら

『遠山陽子俳句集成』については、私がやったのは作品と初句の打ち込み程度で、編集は素粒社の北野さんである。行き届いたいい一冊になった。私は素晴らしいデザイナーを連れてきた、と褒めてもらってしまって恐縮している。その付録的に個人誌への連載を加筆修正した『三橋敏雄を読む』、こちらは私家版とはいえ編集者ナシで一冊をつくることになったため、佐野との共同作業が続いた。私が素人であるせいでレイアウトを数度組み直してもらったり、旧漢字を作字してもらったり、校正にも随分対応してもらったし、さらには入稿など印刷会社とのやりとりまで佐野に任せた。天才デザイナーの使い道としては間違っているが、まぁしょうがない。ちょうど渡米前後のタイミングだった。出国直前に、鮨はおごっておいた。以前、太田うさぎさんがおごってくれたうまい店で。そういえば、太田うさぎ句集『また明日』(左右社)が、「菊は雪」チームでのはじめての仕事だ。

佐藤智子『ぜんぶ残して湖へ』のデザインは、もともと佐野に決まっていた。編集は筒井。これも「菊は雪」チームである。こちらも出国数週間前の打ち合わせ、ここで私は栞文を頼まれたのだけれど、たとえば一言くらいのものにして、デザインでどうにかならないか、などと言っていた。
その夜。智子さんこんな句もいいんだよねーなどと佐野とだらだら通話しながら、佐藤智子作品をあらためて見直していた。そして翌朝、一気に栞文を書いた。書けた。その文章に引用した〈紙詰まり直しにすぐに春の指〉という句から、あの栞のデザインが生まれたらしい。わざとズラして折るのは金がかかるそうで、筒井&智子さんですべての栞を折ったそうだ。アメリカにいて作業に加われなかったのが残念だった。


と、ここまでが今年の大きな仕事だった。壁新聞をお見せしたというより、昔の話を聞いてもらった気分だ。
佐野さん、今後忙しくなっても、仕事を頼めば引き受けてくれるといいなと思う。
私自身が今後また本を出すことがあるかはわからないが。

『菊は雪』は、私の人生最後の一冊でもいい。
刊行から半年が経った。

2021年12月3日金曜日

Explanation of the herb tea “We're together” #haiku

 Please read these first
Explanation of the herb tea “A hand turning a page” #haiku
Explanation of the herb tea “Dropping letters” #haiku


This time I would like to introduce the haiku originated of the herb tea "We're together" which is the third tea of the “Herb Tea of Savoring the Books” series.

We're together -
our kingdom
in a thin blanket
            Ayaka Satō 

ふたりでゐる薄き毛布のなかの国  佐藤文香
Futari de iru usuki mofu no naka no kuni


ふたり futari [ɸɯtaɾʲi]
two persons

de [de]
(particle)

ゐる iru [iɾɯ] 
=いる
exsit (there are) 

薄き usuki [ɯsɯkʲi]
=薄い
thin

毛布 mōfu [moːɸɯ]
blanket

no [no]
(particle)

なか naka [naka]
inside

no [no]
(particle)

kuni [kɯɲi]
country, nation *kingdom

The first line, "ふたりでゐる", is originally 5 mora, but I made it 6 mora to express a sense of presence.
In this haiku, the two people in the blanket are intimate. The relationship can be mother and child, couple or lovers. I chose "kingdom" for them to explain the intimate space.

This herb tea is blended for Pregnant women. It is also gentle to all.

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2021年11月30日火曜日

Explanation of the herb tea “Dropping letters” #haiku

 Please read this first → Explanation of the herb tea “A hand turning a page” #haiku

This time I would like to introduce the haiku originated of the herb tea "Dropping letters" which is the second tea of the “Herb Tea of Savoring the Books” series.


The writing desk
drops letters -
a bit chilly
          Ayaka Satō

文机のひやりと文字をこぼすなり  佐藤文香
Fudzukue no hiyari to moji wo kobosu nari 

文机 fudzukue [ɸɯdzɯkɯe]
the writing desk (a little old-fashioned)

no [no]
(particle; express the subject in this case)

ひやり hiyari [çʲijaɾʲi]
mimetic word (onomatopoeia)
It has double meanings like "chill(y)" in this case.
It means both "feel like a chill" and just "feel chill".
For example, "A cold chill came over me when I lost my footing on the stairs" and "A chilly wind is blowing".

to [to]
(particle)

文字 moji [moʤi]
characters/letters

wo [o]
(perticle)

こぼす kobosu [kobosɯ]
drop

なり nari [naɾʲi]
(auxiliary verb; express the conclusion)

I chose the following words carefully when I translated. 
・It is a personification that "the desk drops" letters. In fact, a notebook or something which has characters falls from the desk, but it is like a desk's mistake I think. And characters are twinkling for me, so I chose "drop" because its meaning as a noun "drop".
・At first, I selected "characters" since I use Japanese and Chinese characters more than alphabets. But "characters" has some meanings unrelated to the books. On the other hand, "letters" has two major meanings which are "mails" and "alphabets", and both of them relate to the books or the study room. So, I chose the word "letters" in this case.
・"Chilly" relates to "drops" and "letters". When the letters drop, we feel chilly. And we feel the letters a little cold because it's autumn now. "ひやり hiyari [çʲijaɾʲi]" comes from "冷える hieru [çʲieɾɯ]" means "Get cold" which is an autumn seasonal word in haiku. I try to cover this translated English haiku with chill, so I put "a bit chilly" at last.

I felt that this tea' flavor is intelligent. Please try it.

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2021年11月29日月曜日

Explanation of the herb tea “A hand turning a page” #haiku

Herb tea of savoring the books 本を味わうハーブティー by Andbooks
“A hand turning a page”  “めくる手つき”




This is a pack of herb tea which commodification by my friend Masayo(@Andbooks0701) who loves reading, eating and drinking. I created a haiku inspired by the tea. Finally, Masayo and I named the tea ‘A hand turning a page’ taking words from my haiku. 

You touch a petal - 
with a hand 
as if to turn a page
              Ayaka Satō 

はなびらや頁をめくる手つきもて  佐藤文香
hanabira ya pēji wo mekuru tetsuki mote


はなびら hanabira [hanabʲiɾa] 
petal 

ya [ja] 
(particle; emphasis) 

頁 (ページ) pēji [peːʤi] 
page
 
wo [o] 
(particle; for purpose)
 
めくる mekuru [mekɯɾɯ] 
turn (pages of books) 

手つき tetsuki [tetsɯkʲi] 
a hand(’s shape) 

もて mote [mote] 
(particle; like ‘by’ or ‘with’) 

                   ※bilabial sounds 

The word “Petal” in a haiku usually means cherry blossom’s petals as a seasonal word but this time I use it as various flowers in the flower field. 
I omitted “あなたは触れる(You touch)” in Japanese because I wanted to focus the hand rather than its motion. 
In addition, I’d like to express the warmth of this herb tea’s flavor by the bilabial sounds. 


This herb tea is one of the “Herb tea of savoring the books” series. And Masayo also made bookmarks for my haikus. Japanese haikus are usually written vertically in a single line. Thus, they fit the shape of bookmarks.



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Please read next 

2021年11月28日日曜日

2021.11.27 近所の植物・10月〜11月④多肉植物(写真だけ)

引き続き、California州Berkeley付近で見た花をGoogle lensで調べ、日本で季語になっているものには【】で付記していくシリーズです。





今回は完全に手抜きで、多肉植物が多い、というだけの投稿。
日本ではあまり普通にしていて育つものではないから、花屋の寄せ植えで買って枯らせたおぼえがあるけれど、こちらでは住宅の前や鉢植えにふつうに生えている。


ご自由にお持ち帰りください、と多肉植物が袋に入って置いてあった。残念ながらうちには庭もベランダもないので持ち帰れず。

なんかすごいぞ、と思って近寄ると、

たしかにすごい。サボテンでした。

植えたんだか、勝手に生えてるんだか、わからない鉢。

非常にみずみずしい。

雨上がりだったと思う。色がいい。

かたまって生える。すごい。

本当はもっとたくさんあるんだけれども、ふつうに生えすぎていて特筆すべきものでもないというか。しかし街中の緑の雰囲気が日本と違う理由のひとつが、これら多肉植物であるようにも思う。雨が少なく、あまり寒くならないから育つのだと思うが。撮ったものだけ、ということで。では。



2021年11月16日火曜日

2021.11.15 近所の植物・10月〜11月③紫系特集

引き続き、California州Berkeley付近で見た花をGoogle lensで調べ、日本で季語になっているものには【】で付記していくシリーズです。



原色っぽい色の花が多いのですが、すでに紹介したものも含め、紫色系の花が多い印象。

コバノランタナ。「小葉のランタナ」らしい。笑
日本で5~10月とのことなので、このへんでは年中咲いてる可能性ありますね。

たぶん、フサフジウツギ(ブッドレア)。有毒らしい、中国産。
卯の花に含めていいのだとすると、【夏】。

エリシマム?このへんはガーデニングの花っぽい。春が最盛期とのこと。

これはわかりにくい。ムラサキシキブとか萩かと思ったけど違うみたい。
わかる方教えてください。ただ、なんとなく秋っぽい。

これはマーガレットかデイジーか。オステオスペルマム、が上位分類らしいので、まあキク科ですね。【秋】にしておきましょうか。

シコンノボタン。紫紺野牡丹、別名スパイダーフラワー。たしかに、オシベが長い。これもフトモモ目か(前回参照)。中南米原産、日本だと夏〜秋。日本の園芸種より色がキツい。

セアノサス、別名カリフォルニアライラックという、オレゴンとカリフォルニア固有のものらしい。日本では園芸種だが、温度湿度管理が難しいそう。花期は春〜夏?このあたり原産の花を見つけたので嬉しい。ライラックなら【春】。

枯れかかっているが、シーラベンダー。イソマツ属は北アメリカには3種しか分布していないとのこと。花期はぱっとはわからなかった。

ポリガラ・ミルティフォリア、かと思ったけれど葉っぱがなんか違うような?花は豆科のように見えますが。

ブルーハイビスカス、Alyogyne。これは、木槿だ。【秋】。

アメジスト(メキシカン?)セージ。日本にもけっこうあるようで、秋、らしい。花がもふもふしていてかわいい。

今回は、けっこう調べるの難しかったです。
というわけで、今日はこのへんで。

2021年11月9日火曜日

2021.11.8 近所の植物・10月〜11月②

引き続き、California州Berkeley付近で見た花をGoogle lensで調べ、日本で季語になっているものには【】で付記していくシリーズです。



発見した植物の写真を撮っていこう、と思ったきっかけがこの花。

たぶん、キバナノコギリソウ。鋸草【夏】はもちろん日本にもあるのだが、黄色いのは初めてだったので、なんだこれは?と思ったのだった。10/6、妹の後輩のKarenちゃん家族とカフェでお昼を食べた日に見つけました。

こちらも同日。カランドリニアという花。スベリヒユ科だそうで、滑莧なら【夏】。乾燥に強いらしい。日本にはあまりなさそうなどぎつい色。

こちらは10/19 San Franciscoにて。メラレウカ・ネソフィラというらしい。春〜夏。フトモモ科、と聞いて太腿を想像しない人がいるだろうか(いや、いない)。

近所のお宅の庭のブーゲンビリアと私。この花は沖縄で見た気がします。春から秋にかけて何度も咲くらしい。わりといろんなお宅にあるのは、花期が長いし派手だからなのだろう。

ディエテス・グランディフロラ。見てのとおりアヤメ科、【夏】。学内に咲いていて、著莪の花なんかを思い出しつつ、ちょい違うな〜と思った。

ローズマリーではないか?どうも真夏以外は花期らしく、うじゃうじゃ咲いている。強いっぽいです。10/25、Emeryvilleのユニクロに行こうとして逆向きのバスに乗ってしまい、住宅街を歩いているときに撮影(ここから最後まで)。


カエンキセワタというらしい。なんと、「火焔着せ綿」だそうだ。南アフリカ原産、秋〜初冬の花とのこと。日本で見たことなかった。

これがヘリオトロープなのか!日本で意識して見たことがなかったのですが、【春】。香水木とも言うらしいけれど匂いは嗅ぎそびれました。ペルー原産。

ギョリュウバイ。英語ではNew Zealand Teatree。マヌカハニーはこれらしい。「ギョリュウバイ」で画像検索するとピンクの花が出てくるけれど、これはかなり赤かった。梅とは関係なく、冬から春の花。これも太腿、ではなくフトモモ科だそうだ。

キングプロテアのつぼみ、であってますか?南アフリカ原産、春や秋に咲くようです。キングプロテアで検索するとゲームか何かのキャラクターが出てくる。

パープルファウンテングラス、かな。でかい色付きのねこじゃらしといった様子なので【秋】でよいでしょう。イネ科、南アフリカや中東アジアが原産だそう。

ルリマツリ。これも南アフリカ原産。日本にもわりとありそう。夏から晩秋が花期とのこと。

というわけで、今日はここまで。間違いを発見した方は教えていただけると助かります。



 

2021年11月8日月曜日

2021.11.7 近所の植物・10月〜11月①(日本で見たことのあるもの)

現在UC Berkeleyのキャンパスからとても近いところに住んでおり、どこへ行くにも学内を通るので、植物に関してはかなり恵まれた環境にある。また、うち自体は古いアパートだから植物を育てたりできないが、場所はいい住宅街ではあるので、それぞれのおうちのお庭にも花がたくさん咲いていて、面白いものを見るたびに写真に撮っていたらかなり溜まってしまった。日本にあるものもあれば、知らないものもあるが、Google検索で画像をアップすると似たものを検出してくれる「Google Lens」がかなり優秀で、名称はだいたいわかる。句作の際季語として使えるかどうか、というより、単純に趣味で整理しておく。


まず、柿に驚いた。柿といえば日本の秋、だと思い込んでいた。


ひらべったいタイプ・縦長タイプ、両方そのへんの家で発見。

これはTrader Joe'sというスーパーの富有柿。

買ってきました。

かの有名な正岡子規の「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」の「柿」は、アメリカの人にも理解できるというわけだ。むしろその「日本人が日本っぽい果物だと思っている感」を説明するのが難しいかもしれない。もちろん、寺の説明は難しい。

他にも、日本で見たことのあるもの。【 】内は参考までに、日本の歳時記での分類。

蒲公英【春】。アメリカでは雑草として除草される対象らしい。

紫陽花【夏】。もう枯れているので、枯紫陽花、とかすると【冬】?。

朝顔【秋】。これも日本のものだと思い込んでいたな。

秋桜(コスモス)【秋】。なんか秋ってかんじ。

ブラシの木。季語にはなっていないかな?日本では初夏か。

山茶花【冬】。UC Berkeley学内にあり、気付いて嬉しかった。

薔薇【夏】。これも学内。秋の薔薇、とするなら【秋】。

ちょっと色が混ざっているが、白粉花(おしろいばな)【秋】。

八手の花【冬】。たくましい。

山楂子(さんざし)のうちの、アメリカのものらしい。花なら季語【春】。

アガパンサス。日本なら初夏か。枯れているので秋か冬。


檸檬の花と檸檬。檸檬の実は季語としては【秋】。花は四季咲きらしい。

気温としては、日によって初秋〜晩秋のどこかというくらいで、日本の四季の花が同時期に見られるのも肯ける。

檸檬の花、山楂、ブラシの花は、句にしてみました。

疲れたので今日はこのへんで。