2017年4月5日水曜日

2017.4.5 郵便局前で食べきれず残しておいたデコポンをイオンで電話しながら食べた

月曜の昼は夫の職場に行き、弁当を買って中庭で一緒に食べた。忙しいらしく一緒にいられたのは30分くらいだったが晴れていたしよかった。週に1度くらい弁当を持って行って一緒にランチをしてもいいかなと思った。そのあと俳句文学館に行き少しだけ調べ物をして、新宿の紀伊国屋書店に行ったら『俳句という他界』はまだ売っておらず、MUJI CAFEで少し仕事をしていたら夫からやはり残業の知らせが入ったので、新宿にいるから誰かと飲みに行きたいと思ってツイッターでそうつぶやいてみたが、友達はおらず、そうか柏にいたって新宿にいたって友達はいないのかと悲しくなり、それならばと12月まで住んでいた家の近所の大好きな日本酒の店に行くことにした。こういうとき若い人にはおごってあげたいので暇なら誰か来てください。
かつての最寄駅とは丸ノ内線支線の中野新橋駅で、新宿駅から電車で10分かからないのだが、夕方のラッシュの時間帯だったので駅に着いたときには疲れていた。その上ひどい雷雨で、引き返そうかと思ったが、腹は減っていたので雨の中を店へ向かった。駅から店は徒歩3分くらいである。蛍烏賊に菜の花、水蛸の刺身や蕗の薹味噌を食べ、獅子の里や加賀鳶などを飲んだ。遊穂のうすにごりが微発泡かつ後味に少し苦味があり気に入った。鰺フライを頼んだら遠方特典と言って牡蠣フライをひとつ付けてくれた。幸せだったが帰路は頭痛になり帰ってはやく寝た。夫は終電がなくタクシーで帰宅、内側からしか開かない鍵をかけてしまっており、バンッといってドアが開かない音で起きてドアを開けた。

昨日は整形外科に行った。腰の痛みに腰椎椎間板症という名前がついてリハビリ、というか少し揉んだりしてもらって生活指導を受けるというのを繰り返している。担当の小林さんはあまり話しかけてこない愛想のないタイプの女性だ。隣の男性は施術をしながら「銀杏は臭いから街路樹は全部マテバシイにすればいいんですよ」などと言っていてそれにも好感を持っていたが、何もしゃべりかけてこないのもいいものだった。しかし今回で担当替えになるという。いろいろお世話になりました、無口なかんじがよかったです、腰のことで来ているのに肩こりがひどいと言ったら肩も揉んでくれてありがとう、などと言いたかったが施述してもらったのは3回ほどなので「残念です」とだけ言った。小林さんも少し残念そうな顔をした。
通っている整形外科は隣駅にあって、一度家から歩いて行ったら1時間くらいだったので、昨日は晴れていたし自転車で行った。少しはやく着きそうだったので、途中の川沿いの公園で10分ほど花見をした。川は手賀沼に流れ込むやつである。お母さんたちが子供を遊ばせているのを見るのはわりと楽しい。しかしマスクでひとりで平日花見の人たちの合間を歩いている30代くらいの女性というのはかなり不審者っぽいだろうと思った。だとしても、こういうところでお昼を食べようと思ってコンビニでおにぎりと、なぜかデコポンが売っていたのでデコポンを購入した。リハビリが終わったあと、美容院に行く予定で、Google mapで道筋を調べたら、柏公園というのが道沿いにあったのでそこでお昼にするつもりだった。しかし、公園は高台にあって、道は低いところを走っており、うまく公園にたどり着けなかったので、公園的なところで座ってご飯を食べる機会を逸した。そこで美容室の近くをゆっくり自転車を漕ぎながらおにぎりを食べた。デコポンについては漕ぎながら食べるのは無理だったので、近くの郵便局の自転車置き場に自転車をとめて、自転車に乗ったまま皮を剥いて食べた。完全に不審者である。郵便局前でデコポンを食べる30代女性。デコポンは食べきれなかったので、鞄にしまって美容室に行った。
美容室を出てそのまま自転車でイオンに行き、イオンでユリちゃんから電話がかかってきた。どうやら自転車に乗っているときに手が滑って私から電話をかけていたらしい。1時間半ほど電話していろいろ話して希望を得た。イオンの誰でも座れるスペースに腰掛けて、残っていたデコポンを食べながら電話をした。同じテーブルの椅子におばあさんが座って蒸しパンを食べていた。隣のテーブルではジャンパーのおじいさんが本を読んでいた。無職の人しかいないなと思った。イオンのわくわく広場では近場の新鮮な野菜をたくさん売っているので、気を取り直してそこで菜の花やサラダ系の葉っぱの詰め合わせなどを購入して帰った。夫の食べない烏賊も買った。
帰宅して烏賊をバターで焼き、葉っぱにオリーブオイルをかけて食べた。また頭痛が始まったので「夜になると頭痛」とググったら「緊張型頭痛」というやつらしい。毎日なるので困る。結局一日仕事はなにもしなかった。生駒くんと電話をし、ラジオ体操をして風呂に入りだらだらして寝た。夫はまた2時半ごろにタクシーで帰ってきた。おかえりと言って夢遊病者のようにふらふらと歩いてまた寝た。

今日は月評の締め切りなので珍しく10時台に家を出て駅の近くのタリーズで原稿を仕上げて送った。夫は今日は日帰り出張らしいが、出張前に職場に行き、出張から夜帰ってきてもまた職場に行かなければならないかもしれないらしい。飛行機で寝なね、と何度も言った。それくらいしかアドバイスできることがない。