19日水曜日。
洗濯をどばっと干し、銀行ふたつへ行き、タリーズで4時間仕事をした。帰宅してからシャンプーの詰め替え、カビキラー、ブーケの活けかえ、洗濯物をたたんで次はドライ洗い、スーツケースの片付け、台所の床拭きなどもした。関さんと電話をしていたら夫はめずらしく22時前に帰宅。その後も延々と資料の印刷などをした。4日分くらい働いたといえる。
20日木曜日。
毛布を一枚洗濯。メイク道具の筆類4本を洗って干す。すこし仕事をして家で昼を食べ、電車でも仕事をしながら新宿へ。アンソロの件で若くんに手伝いを頼んでおり、3時間かけて図を完成させる。ふたりで同じ画面を見ながらの作業だったので、MUJI CAFEの大テーブルが非常に便利だった。そのあと新宿三丁目の鳥田むら支店。誘ったら惣一郎も来た。葱間に酢味噌、ぼんじりに練辛子がイケた。日本酒が1種類のみなのが惜しいがそれもまたよい(純米辛口だったので)。二軒目は近くのビル3階の怪しいラム(酒)専門店に入る。店長もいい感じで、3人で別々のラムを頼んで飲み比べる。若くんはコカコーラの原液みたいな濃くて甘い薬草系の味のが気に入り、私はバニラココナッツが高貴なかんじに香ってくるようなやつに惹かれた。帰りは日暮里で夫と落ち合って帰宅。酔っ払って、子規博の前で写真を撮る夢を見て、電車の中で夫に子規博がどうのと言っていた。
21日金曜日。
調子がよくない。二日酔いというほども飲んでいないので、昨日一昨日仕事をしすぎたのかもしれない。こういうときは夫の朝ごはんを用意だけしてまた寝る(もっとひどいときはグラノーラだけ食べてもらって送り出す)。10時ごろまで寝て、大きな虫が出る夢や葬式で預かった弔辞をなくす夢などにうなされた。一昨日から下腹が微妙に痛いので検査がてら婦人科へ行く。前から筋腫は3つあるが、それが原因ではないらしい。場所的には宿便か盲腸だと言われる。どっちにしろ嫌である。整腸剤と痛み止めをもらってフォーを食べて帰宅しまた眠った。うちの母から大量の結婚式の写真が、夫の母から「むじゃき」(鹿児島の有名なかき氷屋)の「しろくま」(かき氷)の6個詰め合わせが、関さんから祝句のサイン入り『俳句という他界』が届いた。第二句集にあまりめでたい句はないが数学俳句でいいのがあったからということで書いてもらった。
桃咲くや放物線はみな相似 関悦史 『花咲く機械状独身者たちの活造り』(港の人)
いろんな角度の放物線があるように見えるが、あれらはすべて相似だそうだ。私の場合結婚式に友人などは呼ばなかったためブーケトスはしなかったけれど、祝句としてもらうとそんな気分になるいい句である。桃の咲くあたりの高さに目をやって、その遠くを見れば明るい。
夫が帰ってくる前にむじゃきのしろくまを食べている。うまい。
しろくまはむじゃきに春は春のなかに 文香