2018年11月19日月曜日

2018.11.19 眉毛とはよいもの

11/2〜4
風邪ののちのアレルギー性の咳喘息で寝込んでいた。

11/5
中野のコメダで仕事をしたあと、多映さんと全句集の打ち合わせ。多映さんに膝掛けをプレゼントした。

11/6
枡野書店で少し仕事後、真鰺句会。枡野書店で過ごすのも慣れてきたな。

11/7
柿本多映全句集座談会。わりとすっきりまとまりそうな予感。飲み会にはれなりんも来た。

11/8
代々木八幡でおしゃれランチ後、『そんなことよりキスだった』の初稿を返し打ち合わせ。略称はそんキス。イベントなどもやることになった。

11/9
米子へ。自転車を借りて日本海まで漕ぐ。海沿い、人がいなくて天気も良くて最高だった。夜は駅の近くの居酒屋へ。もさえびの刺身を食べた。

11/10 土
高校生文芸道場中国ブロックの講師をした。講演が苦手なもんで、ほとんどワークショップで終わった。やはり各県の代表ということもあり、真面目に取り組んでもらえたのでよかった。終わってから、17時半にあく居酒屋に行って、ひとりで刺身と蟹、日本酒。最終の飛行機で帰京。

11/11 日
いちにち休憩。夜は福井に住んでいるKくんの上京にあわせてひらかれた高校の同期会へ。参加者7名。Kくんはもう准教授だそうだ。

11/12
「翻車魚」2号届く。マンボウなのにかものはし号という意味のわからない雑誌になっているが関さんのイラストがとてもよい。自分の雑誌で自分の特集というのも意味がわからないと思うが、柳元佑太さんにいい評論を書いてもらえたので、文学フリマ等でお買い求めいただければ幸いです。3号は関悦史特集にする予定。
夜はちょっとイレギュラーな句会。どういうのかはのちほど。

11/13
ぼたんの会。終わってから枡野書店へ。2人の人が応募作品を持って来ていたので見た。プロの俳人とは何か、という話など。帰宅してから考えたけど、私が思う俳句作家は「その人の作品を読みたい」、俳人は「その人と俳句の話をすると面白い」かな。

11/14
いちにち原稿を書く。2つあって、ひとつ終わってから家を出て、カフェで書いた。どうにか両方終わった。えらい。

11/15
髪を切りに行ってから原稿を書く。だいたい書けて、幡野広志さんの展示「優しい写真」を見に行った。とてもよかった。眉毛とはよいもの。


帰宅して送稿。1日遅れで出せたのでセーフ。 
一番忙しい時期をなんとか乗り切ったので達成感。

11/16
そんキス再稿もらう。だいぶできてきた。
仕事が一段落したので、冬物(セーターとパンツ)と来週のパーティー用のドレスを購入。夜は鍋。鍋のもととかつくってる「もへじ」という会社はおすすめです。KALDIで売ってる。

11/17 土
マクドナルドで仕事。真っ白のズボンにカフェラテをこぼしてしまった女の子を見る。断捨離を思い立つ。下北沢へ行き、いらない服を売る。服はおどろくほど安かった。青空マーケット的なところにカフェバイト時代の先輩がアクセサリーの店を出店していたのでピアスを購入。書店でNさんに会う。
いろいろあってシンポの2次会だけ顔を出したら、酔っ払った人にひどいことを言われた。夫は出張なので、最寄駅の近くのバーでひとりで飲み直して帰宅。

11/18 日
「guca」2号届く。午後からユリちゃんと息子が来て、文学フリマの準備。ユリファンには残念なおしらせだが、今年は文学フリマにユリちゃんは来ません。基本は私と関さんが店番です。
詳細は→こちら

11/19
朝から雑務もろもろ。
このあと郵便局に行き、買い物と打ち合わせ。
本当はプールも行きたかったが、荷物が届かないので無理そうだな。

2018年11月1日木曜日

2018.11.1 色恋の成就しなさにくらべれば仕事は終わるやりさえすれば(枡野浩一)

10/11
神楽坂の素敵なカフェを貸し切って、小澤實さんと対談。→こちら
そのまま編集の坂中さんと、堀道広さんの展示を見に行き、いろいろ食べる。ワインを1杯。堀さんの絵は、ブックフェアの左右社ブースで隣になってから大好きで、漫画『耳かき仕事人 サミュエル』を買って帰った。くだらなくて最高。

10/12
いろいろ仕事はあったが何もできず、とにかく虎ノ門での打ち合わせにだけ行った。帰りに虎ノ門ヒルズでやっているマルシェのようなのに寄るが、何も食べたりできず帰る。苦しい気持ちでいたら、夫から「いつもの店に食べに行こう」と連絡。行ったら私の句「たんぽぽを活けて一部屋だけの家」の皿ができていて喜ぶ。



10/13(土)
調子がよくないのでgucaの撮影には行けず、その代わり夫と赤坂見附の中華でランチ。なにかいいことを、と思い、渋谷でいい服を買おうと思ったがなくて、がっかりする。帰宅して、高円寺でやっていた福田若之蕪村新人賞お祝いへ。

10/14(日)
朝から夫に監視してもらい、原稿を書く。水曜締切を金曜にのばしてもらっていた原稿(新聞)を、さらに月曜朝一にのばしてもらってあって、月1なのでこれをやぶったら終わりというところで、どうにか書き上がる。夫と水中書店へ行き、帰りにうまい店でうまいものを食べて帰宅。

10/15
金曜日までの原稿を、月曜日中にのばしてもらっていたもの(ネオ歳時記)を書く。gucaの告知も開始。

12/9 LIVE冬銀河2018


ご予約は→こちら

10/16
池田澄子講演@俳句文学館。満席。内容がいいのももちろんだが、なんて話がうまいんだろうと感心する(今更か、とおっしゃるなかれ)。
終わったあと津高さんと3人でケーキを食べた。夜は走鳥堂句会@枡野書店。

10/17
プール。こまごまとした仕事。

10/18
「仙厓礼賛」@出光美術館を走鳥堂句会の松ノ介さんと高須賀くんと見てから清澄白河で打ち合わせ。そのあといとうひでみさんの個展も見て帰る。いとうさんの絵の少女は、私の「少女みな紺の水着を絞りけり」にぴったりだと思う。

10/19
1つ写真の展示を見てから、ピエール・ボナール展@国立新美術館。ボナール、かなり好き。そのあと脇野あやちゃんの展示にクズウさんと行った。あやちゃんの作品は、広いところに映えると思う。
夜は柏倉さんと牛を食べて、なっちゃんの店でワイン。牛の店、よかった。

10/20(土)
夫、休日出勤。私は家で週俳600号に寄せてを書いてから、宮嶋さんと焼き鳥。すっごく久しぶりで全然話し足りない。

10/21(日)
She isのイベントで俳句屋さんをやる。質問シートに「好きな季節」や「入れてほしい言葉」などを書いてもらい、それに沿って俳句をつくった。つめをぬるひとさんやたなかみさきさんと会えた。

10/22
小学校で打ち合わせ。片道30分自転車を漕いだら疲れた。

10/23
下腹が痛いので婦人科に行ったがとくに異常はなかった。夜はマヌルネコ句会@枡野書店。「ダサい句」というお題だったが、俳句というのはダサいもので、かっこつけるとさらにダサい、幼稚なダサさはダメ、など学びがあった。

10/24
悟空の会。若くんが忘れていて2次会から来た。俳句をつかって自己表現したい人はすぐわかる(私の発言。宮嶋さんと話してた内容でもある)、という話とか。目立ちたいんだったら俳句以外でやってくれ、ということ。

10/25
夫の代わりに病院へ。平日は仕事を抜けられない部署になったので、転院の紹介状を書いてもらった。午後は新宿で打ち合わせ。

10/26
神戸へ。むかし住んでいたあたりを歩いて写真を撮る。ドムドムがミスドになっていて残念だった。夜は曾根さんとご飯。短歌の話などをする。

10/27(土)
灘校土曜講座。毎年呼んでいただいてありがたいことだ。終わったあと句会もして、さっと帰京。上京している夫の母と夫と3人でご飯。

10/28(日)
夫の母がはじめて我々の家に来た。ちゃんとご飯をつくれればよかったのだが、昨日まで出張だったこともあり、スーパーで適当なお惣菜を買って出した。お母さんを送り、新宿で夫のシャツを書い、本屋に寄って帰宅。

10/29
朝家を出て、マックで仕事をしてから医者へ。今年の夏〜秋は本当にみんな調子を崩してたいへんだった、という話を聞いた。それからすれば、自分はまだマシだったのかも。『岡崎に捧ぐ』5巻を買ってスタバで読んで泣いた。スタバの横の席に座っていたおじいさんが、「WEP俳句通信」などを読んで俳句をつくっていたので思わず声をかけようかと思ったが、持ち込んだ蜜柑を食べていたのでやめた。スタバで食うなよ。
夜は妹と焼き鳥。新婚旅行土産のギリシャの塩をもらった。サントリーニ島とかチュニジアとか行ったらしい。

10/30
風邪を引いたらしく、仕事をしてから昼寝。運動をし始めると風邪を引いてできなくなるパターンが多い。風邪が治ったら必ずプール再開するぞ。夜は真鰺句会@枡野書店。するめを持参した人がいたが、くさいので以後禁止にする。食い過ぎなのでダイエットを本当に開始する。

10/31
渋谷で本の表紙の打ち合わせ。もったいないくらい素晴らしくなりそうだ……。『そんなことよりキスだった』(左右社)は12月刊行予定。11月がんばって校正しないと。

11/1
11月に入った。11月前半、たぶん2018年で一番忙しくなる。まず風邪を治さないと。そして毎日すこしずつ、だ。いつも寝てるか食べてるか遊んでるか締切前かだけれど、それではあかんのである。まず、爪を切った。


色恋の成就しなさにくらべれば仕事は終わるやりさえすれば  枡野浩一


2018年10月11日木曜日

2018.10.11 何度目だろうか、写真の練習をしている

9/25
NHKカルチャー「俳句アタマのための席題句会」最終回。最後なのでお題は難しく、「指示語詠み込み」「二人称詠み込み」。みんないい人たちで、私の好きにやらせてもらえ、とてもよかったです。

9/26
平岡さんと高須賀くんとランチ。たぶん13年ぶりくらいの武蔵小金井、ものすごく綺麗になっていて卒倒しそうになった。行こうと思った店が2つともランチ営業をしておらず、有名なカレー屋へ。そのあと国分寺に移動し、胡桃堂喫茶店で石川美南さんの新歌集『架空線』挿画の展示を見た。石川さんの歌集は、読むたびに文学だなあと思う。

9/27
インタビューで海城高校へ。成果はのちほど。O熊くんに人気があり私もファンだが、K地くんも非常によいですね。関さん的なよさがある。というか、みんないい。

9/28
夕方澄子さんの家におじゃまし、いろいろ撮影させてもらう(なにの撮影かはのちほど)。夜は村井さんとワイン。8月に松山のバー露口であずかった冊子を、新宿のバー猫目へ渡しに行くという使命を果たす。

9/29 土
夫がまた異動になるかもしれないというので職場を片付けに行くのについて行き、夫の職場の近所で仕事。

9/30 日
台風がくるので準備。夜台風がきた。風で家が飛ばされるかと思った(集合住宅だが)。

10/1
区民プールへ。ほんとうに痩せないのと、肩こりをどうにかしたいというところから。全然泳ぎ続けられないが、1時間弱水の中にいるというだけでまぁよかろう。

10/2
昼間枡野書店に行ってひとりで仕事。夜は、11月から隔月で行う実験句会「虎とバター」の場所を確認に。あと若干名入れるので、もしご興味ある方いらっしゃればご連絡ください。初回は11/22(木)19:00~、ワークショップ(佐藤の実験)+句会で、持ち寄り2句、席題1句、参加費1000円、場所は都内。参加条件は『俳句を遊べ!』を読んでいること。毎度1回完結型。

10/3
夫が本当に異動になって旅行に行けなくなったので、もろもろキャンセルしたりする。プールにまた行く。週2回くらい行きたいものだ。

10/4
小部屋句会。スパルタ句会の人たちが二次会で打ち合わせしていた。文学フリマに冊子を出すらしいのだが、めちゃくちゃかっこよい。そうじゃなくっちゃ!

10/5
新幹線で広島へ。荷物をホテルに置いてからJRで横川駅近くの「本と自由」という古本屋に行き、


そこから歩いてホテルに帰る。夜はお好み焼き屋さんで広島大学の俳句や短歌をやっているみなさんと句会。なかでも金谷くんが面白いなと思いました。


樫本さんに2軒目に連れて行ってもらい、エキニシという地帯の素晴らしさに目覚める。


10/6 土
予定していた西条酒まつりへ。台風でどうなるかと思ったが、朝はカンカン照りで驚いた。樫本さんと、先輩の角田さんと。角田さんと音楽の話で盛り上がった。


それにしてもこのイベント、めちゃくちゃ酒が飲めないと長い時間楽しむのは難しいのではないか。笑 私はそんなに強くないので、午前で退散した。でも、楽しかったし、美味しかったです。賀茂鶴の双鶴が好きな味だった。
広島でもう1泊することにしたので、前日とは違うホテルにチェックイン。女学院前のホテルだったので、八丁堀まで歩いて、買い物をし、市内電車に乗って広島駅へ。ひとりでエキニシのビストロへ行き、かるく食べて、歩いてホテルに帰った。だいたい市内の地理をつかむ。

10/7 日
午前中時間があったので、宇品へ出て、散策。練習のレンズ、単焦点・広角を持ってこなかったのを後悔しつつ、しょうがないので花などを撮る。


スーパージェットという速い船に乗って、松山へ。


いったん実家に帰って、岡田一実さんのパーティーへ。大盛況。いつきさんのスピーチほか、愛のある会だった。
二次会の、ハラペーニョの肉詰めが美味しかった。

10/8 月・祝
昼の飛行機で東京に戻り、新宿で待ち合わせて、夫の鞄、職員証フォルダーなどを買う。

10/9
ぼたんの会。参加者は私ふくめ3名、欠席投句も2名となり、存続の危機をどうするかという話。夕方から枡野書店で相談会。俳句のまとめ方、並べ方など。

10/10
プール。平泳ぎだけ50mのタイムをはかってみたら、1分ちょいだった。高校時代はたしか50秒ちょうどくらいだったと思う。もう少し泳ぎ慣れれば50秒台中盤くらいにはなるだろうが、速く泳ぐより泳ぎ続ける練習をするべきだ。ランニングもそうだけど、タイムを気にするよくない癖がある。仕事できず。


2018年9月28日金曜日

K高校に指導者として若い俳句作家が集まっている理由と、今年の私がK高校推しに見える理由

*K高校、とイニシャルトークにするのは、単に検索にひっかからないようにするためです。

私は4年前に東京で俳句甲子園OBOGの俳句講座をしたあとで、K高校のH先生から声をかけていただいて、何度か高校に行きました。その際、今後なにかあったら引き継ぎできるようにと福田若之さんにも一緒に来てもらいました。そのあとK高校のみんなは、自力で俳句甲子園を目指しました。K高校が地方予選で敗れた年から、全国大会に行けることになるまで、心のなかではけっこう応援していましたが、本大会については私は仕事で取材や実況などがあり、あまり表立って応援することはしませんでした。

今年1月、H先生から連絡をいただきました。「生徒から、コーチがほしいという声が上がっている」という話でした。私はここ何年かで俳句甲子園OBOGの講座から実質的に引退したということもあり、4年前に一緒に行った福田さんと、私の後任として柳元佑太さんと一緒に、K高校に出向きました。柳元さんにお願いした理由は
1書いている俳句が面白く、私よりも俳句についてよく考えていること
2若いこと(生徒との年齢差が少ない)
3高校から家や大学が近いこと
です。

それが決まったあと、学校側に講師として、安里琉太(俳号)さんが赴任。若い俳句の書き手が指導者としてたまたま3人揃ったかたちになりました。

よって、指導者が3人が集まった理由としては
1生徒自身、謙虚な気持ちで、指導者が必要だと感じたこと
2顧問の先生が(4年前も含め)フレキシブルな対応をしてくれたこと(私立の学校で顧問が変わらなかったのも利点)
3たまたま(安里さん)

ですが、俳句甲子園が全国大会であることを考えると

4場所がいい

が挙げられるでしょう。俳句の若手は、一極集中とまではいかなくても、東京近郊にたくさんいます。K高校は、新宿から1駅。東京のなかでもアクセスがいいんです。



今年は、私は(はじめて、くらいだろうか)俳句甲子園本戦で、なにも仕事がありませんでした。なので、以上のような理由から、縁のあるK高校とA高校(母が顧問をしている)を特に応援していました。「どこかを応援する気持ちで見た方が盛り上がる」からです。K高校については、地方大会で見て作品も気に入っていました。

でもそれは、親戚の子がいる学校を応援している、というかんじに近いものです。ほかの学校にもたくさんいい句はあるし面白い子もいます。すべてを平等に見た上でK高校に注目したわけではなく、はじめから見ている範囲が狭いです。あと、今年はレジャーとして俳句甲子園の時期の松山を楽しんでみたかったので、朝もだらだらして敗者復活戦が終わってから起床したりしていました。

なお、佐藤はもっと責任を持って発言をした方がよい、一部の生徒のファンだと公言したりするのは控えよ、というご意見については、もっともだと思います。と言いつつまた言ってしまいそうだが。すみません。



なにも仕事をしなかった俳句甲子園でしたが、終わってから仕事が発生しました。それは、今月末くらいにアップされる予定の、K高校へのwebのインタビュー記事です(これはほんとはまだ内緒の予定でしたが)。上記のとおり

1私がK高校の子たちとは話したことがあるのでしゃべりやすい
2声をかければ先生がフレキシブルに対応してくれることが目に見えている(取材に行きやすい)
3K高校が決勝リーグに残った(作品やディベートによいところがあった)

ということに加えてやはり

4場所がいい(取材に行きやすい)

という理由で、K高校を選んでいます。
たまたま私に来た仕事だったので、K高校になりましたが、ほかの俳人に依頼が行っていたら、ほかの学校になったと思います。
へんな言い方ですが、ほかの高校に比べてK高校が注目に値するからK高校に行ったわけではありません。単に条件が揃ったからです。


「こんなにがんばっているのに、じぶんは注目されていない」と感じている人がいると思います。(「注目されるとかされないとかどうでもいい」とおっしゃる隠居派俳人のみなさんは、これ以降の文章は読まないでください。)でも、読んでいただければわかるように、注目というのは偶然やメディア側の事情でつくられるものです。今わたしは少しメディア側に立ってみて、そう感じます。
私の高校時代は、俳句甲子園は今と比べものにならないほど小さい、レベルの低い大会でしたが、それでも、そのなかでいえば、自分は注目される側の人間でした。田舎の高校だったので、自分はなかなかいい線いってると思っていました。でも、大学に出てきて、大人と同じ土俵で審査される賞に応募してみると、俳句甲子園の予選で負けてからずっと俳句を熱心にやっていた同級生が予選通過し、自分は通過しなかった。焦りました。それから本気で句会や講座に通いました。自分にはこの経験があってよかったと思っていますが、どこで注目されるのがいいかは、その人次第なのです。
俳句は狭い世界です。これは、多くは悪い意味で使われる言葉ですが、いい意味もあります。作品が面白ければ、必ずや誰かが読んでくれます。くさらず、面白い俳句を書いていこうではありませんか。また、どうしても注目されたいのなら、いい読み手「目利き」になるといいです。いい作品を取り上げて、どこがいいかを言い続けていたら、絶対にみんなから必要とされる存在になります。原稿依頼もたくさん来ます。なぜなら俳句の世界は、俳句を書きたい人が多くて、読んでくれる人が少ないからです。プロの俳人とは、読みのプロです。夏井いつきさんを見てください。毎月どれだけ他人の作品を読んでいることか。(そういう意味で、自分はプロの俳人ではないなーと思います。俳句のプロデューサーみたいなところをやりたいのかもね)


地方にいて、指導者がほしい、同世代や若い書き手と会える機会が少ない、という人へ。まず、誰に教わりたいか考えましょう。そして、顧問の先生と協力して、コンタクトをとるのです。今はwebの時代です。メールやskypeなど、いくらでも手段はあります。私が灘高校を教えていたときは実際にskypeで夜中までぐだぐだやってましたし、今年は名古屋高校の句会に遠隔参加したりもしました。


すべての人に平等な環境、というのは難しい。でもそれは、大人になってもそうです。みんな、頭をつかって、うまくやるんだ。そして面白い句を書いて、きっとどこかで会いましょう。

2018年9月25日火曜日

2018.9.25 ベランダから1分くらい月を見た

9/12
ネオ歳時記の締切。書く。月に2回の締切はすごいはやさで迫ってくる。
後日公開されたのはこちら。→ 栗鼠/シルバー・ウィーク
髪を切った。白髪が隠せなくなってきたので、むしろ部分的にブリーチしてもらいまだらにしてもらって誤魔化す方法をとる。

9/13
ワタリウム美術館で梅沢和木・TAKU OBATA「超えてゆく風景展」を見る。梅沢和木さん、同い年くらいだろうと思ったらぴったり1985年生まれだった。ツイッターでも書いたけど、そういうことが前にもあって、山本さほさんも、1985年生まれ。いつか同い年の別ジャンルのクリエイター同士で何かしたいなと思った。
夜は赤坂で夫の元上司・同僚の方と夕飯。秋刀魚ご飯に山椒が効いていてとてもうまかった。

9/14
クズウジュンイチさん(昆虫図鑑とか執筆してる)を誘って東大の昆虫標本展。古い標本と新しい標本では保存状態が違うんだけど、タマムシとかは古くてもけっこう綺麗で、甲虫(こうちゅう)はすごいなと思った。むかしは蛾はこわい、蝶は綺麗、というステレオタイプな感覚だったけれど、大人になって蛾のかっこよさに気づいたと話したら、蛾は種類がすごく多くてファンが多いことなど教えてもらった。根津まで歩いてお茶して、さらに鶯谷まで歩いて飲んで帰宅。人生相談も聞いてもらってしまった。

9/15 土
3連休1回目初日。家で過ごす。事務所を借りるなら、という妄想で物件検索をしまくった。引っ越し癖というのは自傷癖にちょっと似ていて、今の自分をやめたいみたいな気持ち。それを回避するには今をよくするのが一番で、リビングの本棚をきれいにしよう、と思い至ったので、2時間物件検索し続けたが、わるいことではなかった。

9/16 日
昼からシャイニング句会。実家に戻った照子ちゃんが上京するというので、加藤さんが幹事役をしてくれた。私は捌き。番号の鍵が2度もあって、めちゃめちゃきれいな会議室だった。最近たまにスペイシーで部屋を借りるけど、それぞれ味があって面白い。
夜は夫と川崎で待ち合わせてユヴェントス・フィルハーモニーの創立10周年記念演奏会。マーラーの「千人の交響曲」という、壮大な曲だった。ちゃんとホールでオーケストラを聴くのは初めてだったが、よかった。夫が大学時代3ヶ月間クラシックを聴くサークルに入っていたというのは初耳。

9/17 月・祝
打ち合わせで鎌倉の港の人へ。とはいえ、人が多いから、観光などはせずに帰った。友人の句集の打ち合わせだったが、私の次の句集についても話した。江ノ電の車内で100円玉を拾ったので募金した。

9/18
走鳥堂句会@枡野書店。6人の固定メンバーのうち4人がお休みだったが、2人来てもらって4人で句会。10~12月は毎週火曜に枡野書店を借りることにする。南阿佐ヶ谷での少人数の句会に参加したい方いらしたらご連絡ください。参加条件は、私の活動を面白いと思ってくれていること、面白い句が書きたいこと。

9/19
鰺句会。私ふくめ5人。指導句会として松本さんが立ち上げてくれた句会だが、このタイミングでやめることを思い立つ。今後は句会でお金をもらうのは基本的にやめようと思った。→こちらに詳しく書きました。

9/20
蔵前で対談の仕事。川沿いのおしゃれなカフェ。仕事後にチョコレートのお店へ。ここもおしゃれ。それ以外にもちょこちょこいいかんじの店があり、蔵前への認識を新たにした。

9/21
大相撲を見に国技館へ。行きつけ(?)の日本酒のお店で、常連さんが間違ってマス席を2日分とってしまったというのを聞き、それなら買い取りますと申し出て、夫と妹夫婦を誘って行くことにした。私は国技館は3度目。
14時に妹夫婦と待ち合わせ(妹夫はたまたま現在無職、妹は午後休をとった)、少し館内を見て回り、十両の取り組みから見る。夫が来れるか危ぶまれたが、17時ごろ到着。一番いいところだけ見ることができた。稀勢の里vs白鵬の日でたいそう盛り上がったけれど、あっけなく白鵬の勝ち。
夕飯は、雨の中15分くらい歩いて、ちゃんことふぐと鳥の店。ここ、高校の同級生と来たことがあった。うまくて安くてよかった。

9/22 土
2回目の3連休初日。guca2号のデザイン打ち合わせで、ユリちゃんと息子、デザインのマリコマリコンビ(この言い方はダサいからやめろと言われている)がうちに来てくれた。ユリちゃんの息子Tははじめ誰も相手をしてくれないのでえんえんおやつやキュウリなどを食べ続けていたが、会議が終わったあとマリコ&マリに遊んでもらってめちゃくちゃテンションが上がっていた。夫は自室で仕事。
夜は夫とふたりで散歩に出て、ご飯を食べてなっちゃんの店に寄って帰った。カべルネ・フラン、うまし。あいかわらずなっちゃんは最高。

9/23 日
午後、友人の著者近影を撮る。夫は大学時代写真部だったこともあり、まぁまぁよいミラーレス一眼とレンズを6つくらい持っているので、そのなかから望遠レンズを借りた。私が一時期写真を撮っていたときはGR1(フィルム、広角)とかヤシカフレックス(二眼レフ)とかだったので、レンズを交換するというのはなかった(叔父にもらったEOS Kiss(一眼)でも撮ってたけど、あまりレンズに興味がなかったし、単に金がなくて売ってしまった)。同人誌などをつくっていると、まずまずの写真さえ自分で撮れれば……という機会が多いので、これを機に少し練習してみることにする。

9/24 月
近所に区営プールがあることを知ったので、夫と一緒に水着を買いに行く。以前買った水着はパツパツすぎて脱ぎ着で死にそうになるため、セパレート型のを買った。夫は買わなかった。昼はタイ料理。いつものように書店へ行って午後帰宅。夫はアガサクリスティーの文庫を2冊購入し、夜には1冊読みきっていた。どうりで本が増えるわけだ。私はマクロレンズで少し写真の練習。
中秋の名月とやらで、夫と一緒にベランダから1分くらい月を見た。
夫とはじめて会ったのは2年前の9月。私はだいぶ精神が安定してきたし、夫は生姜とわさびが食べられるようになった。3年目、飽きずに元気にやっていきたい。

2018年9月20日木曜日

2018.9.20 定期的に初心者向けの講座や句会をやるのをやめることにします

2018年9月末までで、今やっている2つのことをやめることにしました。

・NHKカルチャー青山教室(毎月)
・鰺句会(隔月)

初心者向け講座に何回か通って、その人が初心者のままであるとしたら、教える側が手加減をしているか、教わる側にやる気がないか、どちらかだと思います。だから、初心者向け講座というのは、そうですね、6回くらいでメンバー総入れ替えが必要だと思います。そんなかんたんに初心者じゃなくならないって? それは、お互いがその程度の気構えだからじゃないでしょうか。私の感覚だと、そのままのメンバーでいくなら、次の6回は中級編にならないとおかしい。とはいえ、初心者も上級者も一緒に楽しめるのが句会でありますから、ふつうのカルチャー句会の先生は、そこのところの采配が実にうまく、新しく来た人にも古参の人にも学びがある。

ですが、私にはそれがうまくできませんでした。とくに私が弱いのは、知識がないというところです。いい先生というのは、少しずつ的確なタイミングで古今の作品のいい例を出して、ハウツーや例外的なやり方を補強できます。私の場合は、そこにあるその句のことしか言えません。

しかも私の講座や句会は、「もともと俳句が面白いと思って句会に来た人」以外にはあまり親切でないものでした。たぶん、適当な気持ちで句会に来てみた人は「マジじゃん、こりゃ無理だわ」と思ったでしょうし、ちょっとやっていたという人も、褒められないから面白くないと思ったりしたでしょう。私だって、居酒屋のカウンターで知り合ったおじさんが一句詠んだけどどう? みたいなときにはうまく褒めますよ。下手な句を褒めるのは話芸です。でも句会で楽しむべきは私の話芸ではなく、俳句そのもののはずです。

もちろん、全員に俳句ガチ勢になってもらいたいわけでもないですから、ある程度どんな句会に行っても恥ずかしくないというところまで俳句が書けるようになりさえすれば、俳句とは適度な距離を保って、たまに句会に遊びに来る、というのは大歓迎です。ふだん俳句と関わりが薄いから書けるおもしろい俳句というものがあり、俳句どっぷりの人は刺激をもらえます。
(ただ、ある程度俳句が書けるようになる、というのは、遊ぶ上で大切です。オセロだって、ルールがわかるだけでは、うまい人とやったら必ず負けます。けっこううまい人と遊んでも、うまい人を楽しませるくらいのことができるくらいのところまでは、できるようになってほしい。なぜかというと、私は、おもしろい句会以外に出たくないからです。おもしろい句会というのは、今まであんまり見たことのない句をどう読むか考える場です。少し学べばわかるようになることを指摘してもらいに来るのは、甘えだと思ってしまう。)

「もともと俳句が面白いと思って句会に来た人」には、別の句会への参加や結社への入会をすすめたり、句集を紹介したり、賞への応募を促すなどして、「自力で初心者じゃなくなってもらう」ようにしてきました。また、初歩からきちんと教えてほしい、やさしく教えてほしいという人には、それができる先生を紹介しました。その結果、私の初心者向け講座や句会からは、どんどん人が少なくなりました。当たり前です。今来てくれている人たちはだいたい、生徒というより仲間です。

というわけで、これからは以下の方針をとろうと思います。

・句会では指導料はとらない(会場代、雑費はいただきます)
・やりたくない句会はしない
・初心者向けの講座や句会は、必要があれば単発で行う
(参加者5人以上、会場を用意してください。時と場合によりますが、一人あたり1000円〜でやります)
・指導する以外のことでお金を稼ぐ(これが一番ムズい。がんばろう)


というわけで、2018年度後半からも、どうぞよろしくお願いします。

2018年9月11日火曜日

2018.9.11 ついに思ったとおりのランチョンマットを見つけた

8/23
カフェへ。台風が来て寝まくっていた。

8/24
けものとオーニソロジーのライブを見に行く。久しぶりの代官山。オーニソロジーさんは初めてだったけどとてもよかった。けものもナマは初めて。休憩時間、トオイダイスケさんの曲が流れ続けていた嬉しかった。

8/25(土)
夫と新宿へクッションなどを買いに行く。ついに思ったとおりのランチョンマットを見つけた。

8/26(日)
ユリちゃんが仕事に行くあいだ、息子を預かる。知識系を夫が担当し(ウルトラマンの図鑑を一緒に見るなど)、それ以外を私が担当(絵本読み聞かせ、お絵かきなど)。ピザを頼んでみんなで食べた。

8/27
オダさん、アベさんとご飯。食べ始めたらすごい雨と雷。アベさんと2軒目に行って帰る。飲みすぎ。

8/28
人生でもベスト10に入るレベルのふつかよいで死んでいた。夜はNHKカルチャー。10句組んでもらって選評しあった。けっこう面白かった。飲まずにおとなしく帰る。

8/29
水中書店へ行って、そのあとお茶。三鷹事情に疎いので開拓したい。帰宅して低血糖になってうずくまっていた。

8/30
友人の安藤夫妻と4人でポルトガル料理。すごくいい店で大満足。ワインの飲みすぎに気をつけた。最近はいろんな国の料理に挑戦してみている。

8/31
対談アップされました。
たった17音の俳句に広がる、刹那と永遠。池田澄子×佐藤文香対談

神保町で打ち合わせ。すばらしい事務所におじゃまして、自分もめちゃめちゃ仕事できる人になったらこんな事務所を持ちたいものだ、と思う。

9/1(土)
芝不器男賞・与謝蕪村賞お祝いの句会とうちあげ。不器男賞の生駒くん・翔・惣一郎、蕪村賞の若くん、ムラコ、高山さん、藤田くん、あっちゃん、私で餃子を食べた。写真を撮り忘れた。こういうのはのちのち思い出になるやつ。

9/2(日)
週刊俳句で記事アップされました。
佐藤文香✕西原天気の音楽千夜一夜 GRAPEVINE「なしくずしの愛」

こちらは染野太朗さんに取り上げてもらいました。
「日々のクオリア」
枇杷の葉は日差しに透けず測量の人たちが集まって笑った
佐藤文香・高山れおな「君とうたへば」(「現代短歌」2018年9月号)

9/3
取材のためひとりで町田へ。取材の内容は後日記事になります。

9/4
新宿で打ち合わせ。台風が来る。でも、長靴で歩いてたのは私だけだった。

9/5
台風の被害がひどいようで心配。
ネオ歳時記3回目「秘密」「化粧水」
夜は先輩と飯へ。むかしの恋愛話などを聞いて盛り上がる。

9/6
朝起きたら北海道で地震があったと知る。翌日から札幌に行く予定だったが、キャンセルした。心配。
小部屋句会。4・4・5・3のリズムというお題が出ていて、みんなが面白がってチャレンジ。なんだかそっちがふつうみたいになって妙な句会になってよかった。沖縄から春馬が帰って来た。生レバー春馬という俳号を、斉藤春馬に変更した。

9/7
札幌に行けなくなって時間があいたので、行きつけの日本酒の店へ。お客さんから相撲のチケットを買っていて、そのお金を払いに行きついでに飲む。

9/8 (土)
午前中はあくびをし続けて終わる。あくびが出すぎるのも自律神経失調らしい。夕方は澄子さんちに少し寄ってから散歩。
夫が「未解決事件 警察庁長官狙撃事件」を見始めて、面白かったので一緒に見た。イッセー尾形さんのファンになった。

9/9 (日)
「週刊俳句」で
特集 山田耕司句集『不純』を読む
がアップされた。高須賀くんと伊東くんは句会の仲間。山田さんは相変わらずめちゃくちゃ面白い。
夕方はまた夫と散歩。だいぶ歩いた。最近できたらしい古本屋で収穫アリ。散歩中に本屋があると必ず寄ることになっている。

9/10
午前中医者。午後は悟空の会。そのあいだの時間で立川の電源があるカフェに行き、2時間半居座って原稿を書いて送った。書きあがってよかった。ギリギリ。
第二次悟空の会のメンバーは鴇田さんと若くんと遠山陽子さんと私。ひとり20句をA41枚に印刷して持ち寄る。毎度それぞれの作品を読むのが楽しみ。

9/11
久々のぼたんの会。といっても参加者は私ふくめ3人、しかも今日は欠席投句が1人しかおらず。でもいい句があったので嬉しい。夕方へんな時間にカオマンガイを食べてしまった。
帰宅して、さっきまでコスタリカV.S.日本を見ながらブログを書いてていた。サッカーや野球を楽しむ人間にシフトしていきたい。