2017年1月31日火曜日

2017.1.31 おれは保守なのか

角川『俳句』2月号の外山一機さんの時評で、高野ムツオさんと並べて少し取り上げてもらってるのだが、詳しくは『俳句』を読んでもらうとして、そこで私と高野さんはタイプは違うが保守だ、このやり方に未来はない、的なことが言われており、そこで思ったことには、保守とか革新とかは誰を基準に考えるかでだいぶ違うのではということだった。いや、それがどうというよりは、外山さんの言うことのなかで自分でもわかる部分はあって、たしかに私は俳句形式と格闘してはいない(ように思われる句を句集に入れている)。

まぁあの時評の書き方は外山さん流の愛だと受け止めている。最後の二行くらいが実は絶賛にあたるのではないかと見ている。これからも外山さんには未来に見えないかもしれないけどなんか自分なりに新しいような、面白いようなものを書いていきたい。

  汀女忌を忘れずにいるお前かな  外山一機(『俳句』2016.12)

でもその部分より攝津幸彦賞の生駒大祐さんへのコメントの方が面白いと思うので外山さんの時評は読んでみてください。

2017年1月29日日曜日

2017.1.29 たとえばその本をあなたが買いそびれていたとしても

皆が話題にしている句集や歌集が、住んでいる場所のせいで、あるいはタイミングが合わなくてうまく手に入らなかったり、本当は買えるはずだったのになんとなくスルーしてしまったりして、疎外感をおぼえて悲しい気持ちになったり、自分だけ遅れているような気がして後悔したりすることがあると思います。

そんなのは大丈夫、読みたいと思っていればどこかで会えるよ。   

2017年1月20日金曜日

2017.1.20 また書き始める&アンソロの話1

昨年末に「さとうあやかとボク。」というブログを閉じたので、本当は新年早々新しくブログを始めるはずだったんですが、だらだらしているあいだにもう20日になってしまった。実はこのブログはずっと前につくったやつで、化粧についてだけ書いてみてたんだがすぐにやめてしまったもの。とくにこだわりはないのでタイトルはそのままでこのブログを使います。たまに前のブログの内容をもう一度載せたりすることもあるかもです。なお、告知系については引き続きweb「television」にて。

今つくっている『現代俳句アンソロジー(仮)』(左右社)についての話を少しずつ書いていこう。

アンソロ(と呼びます)の進捗はといえば、公募の〆切を過ぎても依頼した方で未提出の方がいて(まだ出してくださらない方が3名いらっしゃる)、今回の方針としてはいろんなタイプを見せることなので、依頼作家の選句が終わらないと公募作が選べない(依頼した方とは違うタイプの作品を公募で選ぶので)。というわけで、公募の作品はまだ読んでません。すみません。依頼作家の選句を2月頭には終えて、2月中に公募の5作品を選びたいと思っています。
公募は200句提出でしたね。依頼作家の方々にも、だいたい200句をお送りいただくようにしてあって、それを参考に選句しています。
が、選句って体調悪いと全然できない! この前小澤實さんに「体調悪いときってどうしてるんですか?」と聞いてみたんですけど「体調わるいときはない」と言われてしまいました(そんなはずないんだろうけどさすがプロ)……あと私、ひとり孤独な作業ってむっちゃ苦手で。生活環境の変化などもあってひどい肩こりなどに悩まされ、ずっと進まなかったんですが、最近五十嵐箏曲くんにお手伝いを頼んでからはやる気が出てきました。今日までに、依頼した49名のうち、41名まで選句が終わっています。
選句はやはり非常に面白くて、本当は毎日誰かにこの話をしたいんだけど、それができないのが残念です。