12/30
昼の飛行機で鹿児島へ。長崎鼻という、鹿児島の左側の南端あたりにあるところへ行った。灯台のところに篠原鳳作の句碑があるというので、駐車場のおじさんに「句碑が見たいんですが」と言ったら「薩摩狂句?」と言われた。看板にも句碑のことは書かれていなかったが、〈満天の星に旅ゆくマストあり〉〈しんしんと肺碧きまで海の旅〉〈幾日はも青うなばらの円心に〉の三句が書かれた立派なものがあった。海辺の岩場をジャンプして遊び、でかいとんびを見た。そのあと宿のある指宿に行き、砂蒸し風呂に入った。砂の重さが面白すぎて大爆笑した。10分程度と言われたので、そこでやめてしまったが、もう少し入っていてもよかった。旅館は立派で、飯も豪華だった。
12/31
低気圧でやられながら指宿を出て、知覧の特攻平和会館に行った。特攻隊の若者たちの絶筆や形見などが展示されており、感情移入するとすぐ泣いてしまうので、気持ちのスイッチを切ってのぞんだ。辞世の一句などとは言うものの、短歌(和歌)を書く人が多いようで、俳句は発見できなかった。青年たちはみないい顔だった。
夜は夫の実家ですき焼き。ガキ使を見ながらいい肉を食べた。生卵はひとり2つ。そのあと苺(あまおう)。23時を過ぎて蕎麦。腹一杯。
1/1
遅めに起きて雑煮と土瓶蒸しとおせち。雑煮は里芋・豆もやし・白菜・焼き海老・角焼き餅ですまし汁。夫の父が前日から出汁をとって待っていてくれたものだ。おせちはホテルで買ったものとのこと、夫が食べない伊勢海老・蟹・鮑・栄螺などが全部まわってきて食べた。デコポンとあんぽ柿も食べた。海辺で桜島を見て、市内を少し歩いてから飛行機で帰京。中野の居酒屋でちょっと食べて帰宅。
1/2
大宮八幡宮へお参り。思ったよりでかくて、店がたくさん並んでおり驚いた。西永福まで散歩して帰宅。昼はセブンイレブンのドリア(夫はパスタ)。日本酒が飲みたいと言って真澄を買って飲む。夕方はかるくコーヒーを飲みに。夜はキムチ鍋。週に3回くらい鍋にして鍋ダイエットを試みるという案が浮上。
1/3
夫が招待券をもらっていたので、西洋美術館へ「北斎とジャポニスム」展を見にいく。けっこう込んでいたので長くはいられなかったが、北斎という人はこまかいものをきちんと描けるうえかんたんに把握するのもうまく、富嶽三十六景のイメージしかなかったので反省した。北斎の絵と、それに影響を受けた(かもしれない)洋画が隣り合わせで並んでいるのだが、いいなと思うとモネ、ということがよくあった。知らない画家のトナカイと山の絵がよかった。中野で少し買い物をしてワインバーでちょこちょこ食べて飲んで帰った。夫がブログを始めた。→「走鳥堂雑記」
1/4
夫は今日が仕事始め。私は休み。今年は週休3日にしようと思い(というか今はそんなに仕事はないので週休4日半くらいのかんじだ)、土日以外に木曜日を休みと定めたためである。新年早々だが、年末に夫が整理した本を5箱分売るのでとりに来てもらうのを待っている。そのあとコーヒー豆などを買いに出るつもりだ。毎日一時間読書という時間割表をつくったが、はやくも読書をするのがいやだという気持ちがつよくなっている。読みたい本というものを手に入れなければならない。そして生活スタイルにあったジムを探さなければならない。まずは爪を切ろう。