状況が刻一刻と変化し、それにともなって気持ちもぐらついていたから、延期が決まったことには安堵しかなかった。タイミング的に企画していただいた飲み会などはすべて開催することができ、さぁこれから自宅に籠ろうという段になって、ちょうど忙しくもなくなったので、ラッキーといえばラッキー。とにかく時期が1ヶ月ズレていなくてよかった。
ここまでくると収束がわかってからでないと出国はできないだろうから、収束がいつになるか見えない限り、いつ行けるかもわからない。やることがないわけではなく、アメリカに行ったらがんばろうと思っていた英語や、落ち着いたらやろうと思っていた仕事などを今やればいいわけだが、よっしゃーやるぞー!という気になれないのはおわかりいただけるのではないかと思う。ぼんやり、している。
昨日は川沿いを散歩した。ホトケノザにハコベ、ナズナとカラスノエンドウ、ヒメオドリコソウにオオイヌノフグリ、カタバミとカタバミのでかいやつ、ハナニラの群生。馬酔木、山吹、雪柳、連翹。春がはやく来たのはありがたかった。23日、井の頭公園では、著莪の花と石楠花まで咲いていた。初夏だ。そのときは、鴨だけでなくキンクロハジロとオオバンも見た。桜はほぼ満開で、微妙な気分ながらもそれらを見ることができたのはよかった。
ベンチに座って缶ビールを飲んでいたら、鴉が巣作りのための小枝や紐などを一度に嘴に挟んで集めていた。鴉はなかなか綺麗で羽も真っ黒ではない、青みがかった部分や紫がかった部分がある。大きくて賢そうでよかった。川越しの日差しが頬に直にくるので移動することにして、また少し歩いた。