2018年2月22日木曜日

2018.2.22 「新しい俳句にむけて貪欲に自分の俳句を追い詰めていきたい」by山口昭男

2/10
夫と区役所の出張所でマイナンバーカードを受け取り点心を食べる。そのまま柏へ行き、戸籍謄本をゲットして、以前よく行ったカフェでカフェラテを飲む。夫と電車で別れて『アウトロー俳句』のパーティーへ。翼さんはやはり素晴らしい。翼さんが今みたいに人気者じゃないころから私は翼さんのことが好きでよかったと思った。その後バッティングセンターに行く人たちが羨ましくもあったが、おとなしく帰宅して肉まんを食べた。

2/11
日曜日。今まで行っていたクリーニング屋が徒歩10分近くかかる上高いので、近所に見つけた安いところに初めて行ってみた。午後は夫がスマホを替えたいと言うのでドコモショップに行くも2時間待ちと言われてやめ、喫茶店でコーヒーを飲みながら『セトウツミ』を2巻読んだ。本屋で「文學界」と「dancyu」(日本酒号)、パン屋でパンを買って天ぷら屋さんへ。中高の同級生の美食家ごーくんが教えてくれた店とあって上品でよい店だった。2/13が結婚記念日なので前倒しお祝い。帰宅して『セトウツミ』を一気読みした。

2/12
祝日。朝からドコモショップリベンジ。開店10分以内に行ったがそれでもだいぶ時間がかかった。昼は米こだわりのカフェバーに行ったが、ランチメニューがカレーかおむすびの2択しかなく、夫がカレーに200円でチーズトッピングにしたらスライスチーズが1枚のっていただけで(しかも溶けてすらない)憤慨した。私が夫のファミリーに入るというので義母と連絡がとれないといけないらしく、それを待つあいだ吉祥寺に行き、夫のスマホケースと私の帽子、スープ皿をふたつ買って、昨日とは違うカフェに行った。ドコモショップに戻ったが、私は先にコーヒー豆と米を買って帰った。夜は色紙を書いた。

2/13
はじめての結婚記念日。平日だしお祝いも済んでいるので通常運転。先月体調不良でお休みしたお寺の句会、ぼたんの会に行く。存続の危機で若干もめていた。整体に行き、竹岡一郎さんを囲む会へ。竹岡さんとお会いするのは初めてだったが、ファミレスで楽しく話した。帰りは夫と同じ電車で帰る。

2/14
バレンタインデー。初めての英会話。なにもしゃべれなくて焦る。俳句をやっているとメールに書いておいたので、好きな句を聞かれて、「未だ逢わざるわが鷹の余命かな(池田澄子)」と言ってしまい、説明に苦労しまくる。先生はアメリカ出身の19歳。次回からはテキストを使いましょう、と新宿まで一緒にテキストを買うのについて来てくれて、紀伊國屋で買って別れる。緊張しすぎてフレッシュネスバーガーでアボカドバーガーとビール。世界堂に寄って帰宅。

2/15
福田若之・柳元佑太と海城高校へ。部活に関するアドバイスなどをする。吟行はどこに行くのがいいかとか、句会以外になにをやればいいかとか。卒業生も3人来ていて大所帯になった。終わった後、若くん、やなぎーとご飯。惣一郎も来た。

2/16
午前中はかるい二日酔い。昼はイベントの準備。整体のあとドトールでほうじ茶ラテを飲み買い物をして帰る。ビーフシチューの下準備をした。

2/17
羽生結弦ふくむ男子フィギュアを見る。そのあと「上田信治句集『リボン』をほどく」イベント。永福町で花束を買って行った。当日受付は杏香&やなぎーに頼んだが、それ以外(名簿づくり、資料印刷、二次会セッティングなど)はすべて私が仕切っていたのでいろいろひやひやした。予約していない人も来てくれたりして、椅子が足りない事態になったが、二次会まで含め無事終わってよかった。レポートを頼みそびれたのと、せっかく買った花束をみんなの前で渡しそびれたのが残念だった。疲れたので渋谷からタクシーで帰宅。音源あるんですが、どなたかレポート書いてくださったりしませんか?

2/18
日曜日。昼を食べたあと、スロープスタイル決勝を見て、クリーニングと買い物。スロープスタイルの評価基準は、私が俳句を見るときと似ているなと思った。夕方は予定を立てたり歌詞を書き足したりした。夕飯はイワシソテーでリビング中がイワシの匂いになる。英語も少しやる。

2/19
医者に行って買い物。カフェに行って整体。帰宅してひどい偏頭痛におそわれ、5時間ほど寝込む。関西日帰り出張の夫が、東京駅でバファリンプレミアムを買って帰ってきてくれて助かった。

2/20
区役所で書類をもらったのち、デニーズで仕事。午後は出張走鳥堂@枡野書店。相談者は1名、句会は私含め6人。はじめて来てくれた師匠(あだ名)は妹と高校の同級生で(なので私の高校の後輩)話が盛り上がる。二次会でエロ話をしすぎて深く反省する。

2/21
金子兜太さんの訃報。兜太さんと一番長くしゃべったのは、「サライ」の俳句特集で兜太さん・小沢昭一さんと鼎談をしたときだった。「梅咲いて庭中に青鮫が来ている」が好きだと言ったら喜んでくれたのを思い出す。
英会話2回目。まだまだほとんどしゃべれないが、テキストがあるだけマシ。先生は頭の回転が早く、思いやりもあって、ありがたい。終わってからそばを食べてドトールでほうじ茶ラテを飲んで一旦帰宅。
読売文学賞の贈賞式へ。山口昭男さん『木簡』(青磁社)が詩歌俳句分野で受賞し、私は山口さんとは一度もお会いしたことがなかったのに呼んでいただいて、嬉しくてお邪魔した。山口さんは以前神戸市西区にお住まいだったので、私も昔西区に住んでいましたと手紙のやりとりをして以来、勝手に親しい気持ちになっていた。

塵取は土のしめりの浮寝鳥
西國へ水の傾く稲の花
菊枯れて鳩は爪先まで青し
葛咲くや雨はとぐろをまく匂ひ
鶏頭に犬の毛玉の乗つてをり
三人で運ぶ絨毯百千鳥
麦秋や土よりはがす鳥の影
菜殼火に味なき月の上がりけり

など、『木簡』にはいい句がたくさんある。とくに取り合わせがいい。挨拶で「五七五のかたまりが突然現れる」とおっしゃっていた。これからしたいこととして、「波多野爽波、田中裕明の俳句を若い方々に広めていきたい」「本質的な新しさ、新しい俳句にむけてもっともっと貪欲に自分の俳句を追い詰めていきたい」とも。「青」のことなども聞けてよかった。
あと、岸本尚毅さんが「私も取り合わせ解禁しようかな……」とおっしゃっていたのは聞き捨てならぬ、でした。