角川『俳句』2月号の外山一機さんの時評で、高野ムツオさんと並べて少し取り上げてもらってるのだが、詳しくは『俳句』を読んでもらうとして、そこで私と高野さんはタイプは違うが保守だ、このやり方に未来はない、的なことが言われており、そこで思ったことには、保守とか革新とかは誰を基準に考えるかでだいぶ違うのではということだった。いや、それがどうというよりは、外山さんの言うことのなかで自分でもわかる部分はあって、たしかに私は俳句形式と格闘してはいない(ように思われる句を句集に入れている)。
まぁあの時評の書き方は外山さん流の愛だと受け止めている。最後の二行くらいが実は絶賛にあたるのではないかと見ている。これからも外山さんには未来に見えないかもしれないけどなんか自分なりに新しいような、面白いようなものを書いていきたい。
汀女忌を忘れずにいるお前かな 外山一機(『俳句』2016.12)
でもその部分より攝津幸彦賞の生駒大祐さんへのコメントの方が面白いと思うので外山さんの時評は読んでみてください。