2021年11月30日火曜日

Explanation of the herb tea “Dropping letters” #haiku

 Please read this first → Explanation of the herb tea “A hand turning a page” #haiku

This time I would like to introduce the haiku originated of the herb tea "Dropping letters" which is the second tea of the “Herb Tea of Savoring the Books” series.


The writing desk
drops letters -
a bit chilly
          Ayaka Satō

文机のひやりと文字をこぼすなり  佐藤文香
Fudzukue no hiyari to moji wo kobosu nari 

文机 fudzukue [ɸɯdzɯkɯe]
the writing desk (a little old-fashioned)

no [no]
(particle; express the subject in this case)

ひやり hiyari [çʲijaɾʲi]
mimetic word (onomatopoeia)
It has double meanings like "chill(y)" in this case.
It means both "feel like a chill" and just "feel chill".
For example, "A cold chill came over me when I lost my footing on the stairs" and "A chilly wind is blowing".

to [to]
(particle)

文字 moji [moʤi]
characters/letters

wo [o]
(perticle)

こぼす kobosu [kobosɯ]
drop

なり nari [naɾʲi]
(auxiliary verb; express the conclusion)

I chose the following words carefully when I translated. 
・It is a personification that "the desk drops" letters. In fact, a notebook or something which has characters falls from the desk, but it is like a desk's mistake I think. And characters are twinkling for me, so I chose "drop" because its meaning as a noun "drop".
・At first, I selected "characters" since I use Japanese and Chinese characters more than alphabets. But "characters" has some meanings unrelated to the books. On the other hand, "letters" has two major meanings which are "mails" and "alphabets", and both of them relate to the books or the study room. So, I chose the word "letters" in this case.
・"Chilly" relates to "drops" and "letters". When the letters drop, we feel chilly. And we feel the letters a little cold because it's autumn now. "ひやり hiyari [çʲijaɾʲi]" comes from "冷える hieru [çʲieɾɯ]" means "Get cold" which is an autumn seasonal word in haiku. I try to cover this translated English haiku with chill, so I put "a bit chilly" at last.

I felt that this tea' flavor is intelligent. Please try it.

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2021年11月29日月曜日

Explanation of the herb tea “A hand turning a page” #haiku

Herb tea of savoring the books 本を味わうハーブティー by Andbooks
“A hand turning a page”  “めくる手つき”




This is a pack of herb tea which commodification by my friend Masayo(@Andbooks0701) who loves reading, eating and drinking. I created a haiku inspired by the tea. Finally, Masayo and I named the tea ‘A hand turning a page’ taking words from my haiku. 

You touch a petal - 
with a hand 
as if to turn a page
              Ayaka Satō 

はなびらや頁をめくる手つきもて  佐藤文香
hanabira ya pēji wo mekuru tetsuki mote


はなびら hanabira [hanabʲiɾa] 
petal 

ya [ja] 
(particle; emphasis) 

頁 (ページ) pēji [peːʤi] 
page
 
wo [o] 
(particle; for purpose)
 
めくる mekuru [mekɯɾɯ] 
turn (pages of books) 

手つき tetsuki [tetsɯkʲi] 
a hand(’s shape) 

もて mote [mote] 
(particle; like ‘by’ or ‘with’) 

                   ※bilabial sounds 

The word “Petal” in a haiku usually means cherry blossom’s petals as a seasonal word but this time I use it as various flowers in the flower field. 
I omitted “あなたは触れる(You touch)” in Japanese because I wanted to focus the hand rather than its motion. 
In addition, I’d like to express the warmth of this herb tea’s flavor by the bilabial sounds. 


This herb tea is one of the “Herb tea of savoring the books” series. And Masayo also made bookmarks for my haikus. Japanese haikus are usually written vertically in a single line. Thus, they fit the shape of bookmarks.



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Please read next 

2021年11月28日日曜日

2021.11.27 近所の植物・10月〜11月④多肉植物(写真だけ)

引き続き、California州Berkeley付近で見た花をGoogle lensで調べ、日本で季語になっているものには【】で付記していくシリーズです。





今回は完全に手抜きで、多肉植物が多い、というだけの投稿。
日本ではあまり普通にしていて育つものではないから、花屋の寄せ植えで買って枯らせたおぼえがあるけれど、こちらでは住宅の前や鉢植えにふつうに生えている。


ご自由にお持ち帰りください、と多肉植物が袋に入って置いてあった。残念ながらうちには庭もベランダもないので持ち帰れず。

なんかすごいぞ、と思って近寄ると、

たしかにすごい。サボテンでした。

植えたんだか、勝手に生えてるんだか、わからない鉢。

非常にみずみずしい。

雨上がりだったと思う。色がいい。

かたまって生える。すごい。

本当はもっとたくさんあるんだけれども、ふつうに生えすぎていて特筆すべきものでもないというか。しかし街中の緑の雰囲気が日本と違う理由のひとつが、これら多肉植物であるようにも思う。雨が少なく、あまり寒くならないから育つのだと思うが。撮ったものだけ、ということで。では。



2021年11月16日火曜日

2021.11.15 近所の植物・10月〜11月③紫系特集

引き続き、California州Berkeley付近で見た花をGoogle lensで調べ、日本で季語になっているものには【】で付記していくシリーズです。



原色っぽい色の花が多いのですが、すでに紹介したものも含め、紫色系の花が多い印象。

コバノランタナ。「小葉のランタナ」らしい。笑
日本で5~10月とのことなので、このへんでは年中咲いてる可能性ありますね。

たぶん、フサフジウツギ(ブッドレア)。有毒らしい、中国産。
卯の花に含めていいのだとすると、【夏】。

エリシマム?このへんはガーデニングの花っぽい。春が最盛期とのこと。

これはわかりにくい。ムラサキシキブとか萩かと思ったけど違うみたい。
わかる方教えてください。ただ、なんとなく秋っぽい。

これはマーガレットかデイジーか。オステオスペルマム、が上位分類らしいので、まあキク科ですね。【秋】にしておきましょうか。

シコンノボタン。紫紺野牡丹、別名スパイダーフラワー。たしかに、オシベが長い。これもフトモモ目か(前回参照)。中南米原産、日本だと夏〜秋。日本の園芸種より色がキツい。

セアノサス、別名カリフォルニアライラックという、オレゴンとカリフォルニア固有のものらしい。日本では園芸種だが、温度湿度管理が難しいそう。花期は春〜夏?このあたり原産の花を見つけたので嬉しい。ライラックなら【春】。

枯れかかっているが、シーラベンダー。イソマツ属は北アメリカには3種しか分布していないとのこと。花期はぱっとはわからなかった。

ポリガラ・ミルティフォリア、かと思ったけれど葉っぱがなんか違うような?花は豆科のように見えますが。

ブルーハイビスカス、Alyogyne。これは、木槿だ。【秋】。

アメジスト(メキシカン?)セージ。日本にもけっこうあるようで、秋、らしい。花がもふもふしていてかわいい。

今回は、けっこう調べるの難しかったです。
というわけで、今日はこのへんで。

2021年11月9日火曜日

2021.11.8 近所の植物・10月〜11月②

引き続き、California州Berkeley付近で見た花をGoogle lensで調べ、日本で季語になっているものには【】で付記していくシリーズです。



発見した植物の写真を撮っていこう、と思ったきっかけがこの花。

たぶん、キバナノコギリソウ。鋸草【夏】はもちろん日本にもあるのだが、黄色いのは初めてだったので、なんだこれは?と思ったのだった。10/6、妹の後輩のKarenちゃん家族とカフェでお昼を食べた日に見つけました。

こちらも同日。カランドリニアという花。スベリヒユ科だそうで、滑莧なら【夏】。乾燥に強いらしい。日本にはあまりなさそうなどぎつい色。

こちらは10/19 San Franciscoにて。メラレウカ・ネソフィラというらしい。春〜夏。フトモモ科、と聞いて太腿を想像しない人がいるだろうか(いや、いない)。

近所のお宅の庭のブーゲンビリアと私。この花は沖縄で見た気がします。春から秋にかけて何度も咲くらしい。わりといろんなお宅にあるのは、花期が長いし派手だからなのだろう。

ディエテス・グランディフロラ。見てのとおりアヤメ科、【夏】。学内に咲いていて、著莪の花なんかを思い出しつつ、ちょい違うな〜と思った。

ローズマリーではないか?どうも真夏以外は花期らしく、うじゃうじゃ咲いている。強いっぽいです。10/25、Emeryvilleのユニクロに行こうとして逆向きのバスに乗ってしまい、住宅街を歩いているときに撮影(ここから最後まで)。


カエンキセワタというらしい。なんと、「火焔着せ綿」だそうだ。南アフリカ原産、秋〜初冬の花とのこと。日本で見たことなかった。

これがヘリオトロープなのか!日本で意識して見たことがなかったのですが、【春】。香水木とも言うらしいけれど匂いは嗅ぎそびれました。ペルー原産。

ギョリュウバイ。英語ではNew Zealand Teatree。マヌカハニーはこれらしい。「ギョリュウバイ」で画像検索するとピンクの花が出てくるけれど、これはかなり赤かった。梅とは関係なく、冬から春の花。これも太腿、ではなくフトモモ科だそうだ。

キングプロテアのつぼみ、であってますか?南アフリカ原産、春や秋に咲くようです。キングプロテアで検索するとゲームか何かのキャラクターが出てくる。

パープルファウンテングラス、かな。でかい色付きのねこじゃらしといった様子なので【秋】でよいでしょう。イネ科、南アフリカや中東アジアが原産だそう。

ルリマツリ。これも南アフリカ原産。日本にもわりとありそう。夏から晩秋が花期とのこと。

というわけで、今日はここまで。間違いを発見した方は教えていただけると助かります。



 

2021年11月8日月曜日

2021.11.7 近所の植物・10月〜11月①(日本で見たことのあるもの)

現在UC Berkeleyのキャンパスからとても近いところに住んでおり、どこへ行くにも学内を通るので、植物に関してはかなり恵まれた環境にある。また、うち自体は古いアパートだから植物を育てたりできないが、場所はいい住宅街ではあるので、それぞれのおうちのお庭にも花がたくさん咲いていて、面白いものを見るたびに写真に撮っていたらかなり溜まってしまった。日本にあるものもあれば、知らないものもあるが、Google検索で画像をアップすると似たものを検出してくれる「Google Lens」がかなり優秀で、名称はだいたいわかる。句作の際季語として使えるかどうか、というより、単純に趣味で整理しておく。


まず、柿に驚いた。柿といえば日本の秋、だと思い込んでいた。


ひらべったいタイプ・縦長タイプ、両方そのへんの家で発見。

これはTrader Joe'sというスーパーの富有柿。

買ってきました。

かの有名な正岡子規の「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」の「柿」は、アメリカの人にも理解できるというわけだ。むしろその「日本人が日本っぽい果物だと思っている感」を説明するのが難しいかもしれない。もちろん、寺の説明は難しい。

他にも、日本で見たことのあるもの。【 】内は参考までに、日本の歳時記での分類。

蒲公英【春】。アメリカでは雑草として除草される対象らしい。

紫陽花【夏】。もう枯れているので、枯紫陽花、とかすると【冬】?。

朝顔【秋】。これも日本のものだと思い込んでいたな。

秋桜(コスモス)【秋】。なんか秋ってかんじ。

ブラシの木。季語にはなっていないかな?日本では初夏か。

山茶花【冬】。UC Berkeley学内にあり、気付いて嬉しかった。

薔薇【夏】。これも学内。秋の薔薇、とするなら【秋】。

ちょっと色が混ざっているが、白粉花(おしろいばな)【秋】。

八手の花【冬】。たくましい。

山楂子(さんざし)のうちの、アメリカのものらしい。花なら季語【春】。

アガパンサス。日本なら初夏か。枯れているので秋か冬。


檸檬の花と檸檬。檸檬の実は季語としては【秋】。花は四季咲きらしい。

気温としては、日によって初秋〜晩秋のどこかというくらいで、日本の四季の花が同時期に見られるのも肯ける。

檸檬の花、山楂、ブラシの花は、句にしてみました。

疲れたので今日はこのへんで。